1909年に創立された村田女子高等学校。2018年より広尾学園中学校と教育連携を始め、2021年４月から、広尾学園小石川中学校・高等学校と校名変更、共学化し、中学段階の募集を開始しています。2024年度からは、高校募集を停止し、完全中高一貫校になる予定です。

　広尾学園小石川では「本科コース」と「インターナショナルコース」のふたつのコースを用意。「本科コース」は、国公立大学や難関私立大学をめざし、先取り教育を取り入れながら、学力を高めていきます。一方、「インターナショナルコース」は、日本人教員と外国人教員がふたりで担任を務めるなど、日常的に異文化に触れられるコースです。おもに帰国子女や外国籍の生徒など、高い英語力を持った生徒と、日本の小学校を卒業した生徒がそれぞれの個性をいかしてともに学びます。

　「インターナショナルコース」を設置していることからもわかるように、グローバル教育に力を入れる広尾学園小石川。オーストラリアのタスマニア州立高等学校と提携を結び、ホームステイをしながら現地の生徒とともに学ぶ海外研修の準備も進められています。さらに広尾学園で行われている海外研修にも参加できるようになります。

　また、ICT教育に力を入れているのも特徴です。生徒一人ひとりがMacBookを持ち、授業だけでなく、定期試験の振り返りや予習復習にも使用します。

　とくに数学では基本事項をあらかじめ家で学び、授業では応用的な学習に取り組む「反転授業」が実施されるため、自宅学習でも存分に活用していきます。

　こうした教育により、世界をめざすことのできる人材を育成する広尾学園小石川です。