創立者の遺訓「力むれば必ず達す」を基本に、知・徳・体のバランスの取れた、健全で責任感のある人材の育成をめざす帝京中学校。中２までに中学課程を終える先取り教育となっていますが、週６日制でじゅうぶんな授業数を確保しているため、無理なく学習とクラブ活動を両立させることが可能です。

　中学からの入学生は完全一貫制で、６年間という長い時間を使い、揺るぎない基礎の土台の上に「主体性・思考力・表現力」を育成し、広い視野を育てていきます。

　帝京には「一貫進学コース」、「一貫特進コース」のふたつのコースがあります。

　「一貫進学コース」はさまざまな体験をとおして、知識を身につけ多様な進路目標に対応した教育をめざすのに対して、「一貫特進コース」は目的を明確化し難関大学進学をめざします。このコースでは長期休暇中の授業をはじめ、授業・家庭学習・確認テスト・補習・個別指導のサイクルのなかで、「わかるまで、できるまで」サポートしながら学力向上をはかっています。６年後に全員が一般入試で国公立大学を含めた難関大学に現役合格することを目標に掲げています。

　特待生制度は「一貫進学コース」、「一貫特進コース」の両方で設けています。なお、系列大学への進学は医療系を含め３割程度です。

　「一貫進学コース」では、夏期・冬期の長期休暇の講座が充実しています。５教科を中心とした多くの講座が開かれ、さらに５教科以外の科目や防災探究など、日常の授業では体験できない内容も盛りこまれています。

　先生と生徒の距離が近いのも特徴のひとつです。放課後や昼休み、生徒たちは当たり前のように職員室を訪ね、コミュニケーションがはかられ、生徒からの質問があれば、いつでもその場で補習授業が行われています。