安田学園中学校は、「自学創造〜21世紀のグローバル社会に貢献できる人材を育成する〜」を教育目標に掲げています。とくに英語教育については長年にわたり積みあげてきたノウハウをいかし、中１から週７時間、英語４技能５領域のバランスのとれた授業を行っています。その成果、中１の生徒のうち92％が学年の目標である英検４級以上を取得（2023年３月現在）。生徒は学年ごとに、より高い目標をめざして英語力を磨きます。

　2023年度入学生からは全員が先進コースでのスタートです。先進コースでは、全員参加の中３ニュージーランド語学研修や高２英国探究研修、希望制ですが高１ではニュージーランド・オーストラリアでの３カ月留学の機会などもあり、英語学習に対するモチベーションが非常に高くなっています。また、中１から高３までの全学年で週１時間、フィリピンとのオンライン英会話レッスンを行い、さらなる英語力の向上に取り組んでいます。

　もうひとつ、安田学園が力を入れているのが探究学習です。「疑問・課題⇒仮説の設定⇒検証（調査・観察・実験）⇒新しい疑問や仮説・・・」の活動を繰り返すことで、論理的・批判的思考力をきたえていきます。

　中１は、干潟にいる生物の採集・観察からスタート。２学期からは「一番飛ぶ飛行機選手権」を開催し、紙でつくった飛行機にどのような工夫をすればより飛ぶようになるのか検証します。中２は、新潟県十日町で耕作放棄地の調査を行い、その再生に取り組みます。そして中３では地域の歴史や文化を研究調査し、情報収集法などを学ぶことによって、翌年に取り組む論文制作のための下準備をします。教科と探究学習により、根拠をもって論理的に追究して考える、本質的な学びとなり、地球規模の問題を解決できるグローバルリーダーの資質を育てます。