都心にありながらも緑豊かなキャンパスを持つ学習院女子中等科。学習院女子というと、その前身が1885年に設立された「華族女学校」であることから、特別なイメージを抱くかたもいらっしゃるかもしれません。

　しかし、現在の学習院女子は伝統を大切にしつつも、ごくふつうの私学として、また優秀な大学進学実績が表すように、女子進学校として着実にその名を高めている学校です。

　ダイヤモンドの原石である生徒の能力を磨きあげるとともに、生徒一人ひとりの個性を引き出し、伸ばす教育を実践しています。

　中高一貫の学習院女子は、６年間をひとつの流れとして、中１・中２は基礎課程、中３・高１は応用課程、高２・高３は発展課程と位置づけ、無理なく高い教育効果をあげています。

　国語・数学・英語は基準時間数より多く、体育や芸術などについてもバランスよく配分されています。高２・高３では、文理コースを設定し、生徒一人ひとりの進路に応じた科目を学習することが可能です。

　中１・中２では教科によって少人数制授業を採用しています。英語は６年間一貫して分割授業を行い、口頭練習や口頭発表の機会も多く設けています。

　早くから国際理解教育に取り組んできた学習院女子では、留学や海外研修旅行もさかんです。

　帰国生の受け入れにも熱心で、海外生活経験者の数は中等科全体の１割程度で、滞在先も欧米、アジアと多様です。異文化体験豊かな生徒と一般生徒が、それぞれの考え方を認めあうプロセスをとおして、異文化理解への前向きな姿勢を養っています。

　「その時代に生きる女性にふさわしい品性と知性を身につける」女子教育を行います。