創立80周年を迎えた大妻学院が先進的な教育を行う目的で1988年に設置した学校で、豊かな自然と広大なキャンパス、整った教育環境が魅力です。

　110年以上つづく伝統の女子教育を大切にしつつ、３つのCALL教室での少人数制英語授業や５つの実験室を活用した理科授業など、グローバル化や2020年度の新大学入試に対応する教育改革を行っています。オーストラリア、イギリス、ニュージーランド、ドイツへのターム留学制度もあり、英語教育において高く評価されています。

　さらに2020年度入学生より中１での英語習熟度別授業を土台にして、中２以降、「国際進学クラス」と「総合進学クラス」とを新設し、「世界へ挑戦する女性」の育成をめざしています。

　大妻多摩中学校には、系列の大妻女子大学への推薦枠がありますが、他大学受験をする生徒が多いため、進学校であるといえます。学校では、全員を受験生ととらえ、一人ひとりに実力をつけさせ、さまざまなかたちで受験補習を行うなど、意欲のある生徒をバックアップする体制があります。

　毎年多くの進学実績をだし、昨年度は一橋大学をはじめとする国公立大学に11名、私立大学は早稲田大学11名、慶應義塾大学６名、上智大学16名、東京理科大学７名など多数が現役合格しています。

　毎年、卒業生の約半数が国公立大学、早慶上理、G-MARCHのいずれかに合格していますが、猛スピードの先取り型つめこみ教育や上位者だけに特化したクラス編成はとらず、１学年160名の規模をいかし、全員をていねいに指導するのが教育方針です。最初に勉強の仕方や楽しさを時間をかけて教え、高校進学後は各自の進路選択をサポートし、最終的には自立した勉強ができることを目標とします。