1908年に大妻コタカが創立した家塾を前身とする大妻中学校。校訓「恥を知れ」は自分を振り返り戒める言葉。「自律と自立の精神」「協働の心」「確かな学力」「社会とつながる」の４つの資質を身につけ、知性と品性を備えた「社会で50年活躍する女性」を育成しています。入学後、まず、小テストや予習・復習の指導で学習習慣を身につけることに主眼をおきます。全教科をバランスよく学び、高２から４つの類型に分かれ、国公立大学・私立大学の文系・理系にそれぞれ対応しています。

　中３から本格的に進路指導がスタートし、高１のオリエンテーション合宿では各自の夢を語りあいます。大学の先生による模擬講義や先輩の合格報告会など、進路に対する意識を高める機会が多く設けられています。2020年度卒業生の現役合格実績は、国公立大学30名、早慶上理110名、G-MARCH265名と、難関大学に多くの合格者をだしています。

　100名を超える実行委員が支える文化祭、迫力の応援団が盛り上げる体育祭など、生徒主体で学校行事が行われています。また、クラブ活動もさかんでバトントワリング部・マンドリン部は全国大会で活躍しています。

　模擬国連にも積極的に参加し、2020年には全日本高校模擬国連大会において２年連続優秀賞に輝き、ニューヨーク国際大会への日本代表派遣が決まりました。また、海外研修・学期留学などグローバルな舞台でコミュニケーション力を磨く機会が多く、英語だけでなく、希望者には中国語講座も開講しています。

　ひとり１台タブレットを持ち、授業だけでなく自学自習でも活用しています。中１～高２は希望者に、高３は情報の授業でプログラミングを学習します。学校情報化優良認定校にも指定されています。