豊かな自然のなかで展開する独自教育

埼玉平成中学校

<共学校>

STEM教育を導入

 知識や技能をもとに主体的に考え、問題を解決する力を「人間力」とする埼玉平成中学校。この力を身につける教育の一環として、2019年度からSTEM教育を導入しています。STEM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、ngineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字をとったものです。

 埼玉平成では埼玉大学STEM教育研究センターと連携し、同センターで指導する野村泰朗准教授を招いて、年間15回のSTEM授業を実施しています。STEM授業では、理数科目やプログラミングなど、さまざまな学問を教科横断的に学びます。そうすることで、A(I 人工知能)の進歩などにより、さきを見通しにくい時代において役立つ創造力や問題解決能力をも養います。

 なお、現在はマサチューセッツ工科大学で開発されたビジュアルプログラミング言語「Scratch」を活用して、本体に手を触れることなく手指の消毒が可能なディスペンサーを製作しています。

1年がかりで取り組む「生徒研究発表会」

 生徒一人ひとりが授業をとおして学んだこと・興味を持ったことをきっかけとしてテーマを選んだうえで研究に励み、最終的にパワーポイントを駆使してプレゼンテーションする「生徒研究発表会」。テーマ確定から発表まで1年かかり、全校をあげて行う一大イベントです。コロナ禍でも発表のようすはオンラインで各教室・各家庭に配信されました。

 2020年度は、「寒冷地の恒温動物は身体が大きくなるというベルクマンの法則が、クラゲに当てはまるのか」という疑問を、膨大なデータで検証した中2女子の研究が最優秀賞を受賞、そのほか、「睡眠の秘密」「日本人と英語」「漢字・平仮名・片仮名」「スマホ依存症は本当か?」など、それぞれが興味に応じた研究を行っています。

School Information

所在地:
埼玉県入間郡毛呂山町下川原375
アクセス:
東武越生線「川角」徒歩5分、西武 新宿線「狭山市」・西武池袋線「飯 能」「入間市」・JR線「武蔵高萩」 「高麗川」スクールバス
TEL:
049-294-8080