教育目標に「人間形成と大学進学」を掲げる城北中学校。規律正しい生活習慣や礼儀、厳しい態度で公正を守る「質実厳正」という創立者・深井鑑一郎先生の教えを受け継ぎ教育を行っています。

　城北の考える人間形成とは、「社会に有為な人間を育成する」ということです。社会を支え導くリーダーを育てるために、クラブ活動や行事も大切に考え、コミュニケーション能力や問題発見・解決能力を育んでいます。

　学習面では６年間を２年ずつに分け、生徒の発達・変化に応じた指導を行っています。中１・中２の「基礎期」は、基本的な生活習慣を身につけたうえで、各教科の基礎力を養います。中３・高１の「錬成期」は自立的・自主的な学習生活の確立をめざし、自分に合った進路を見つける期間です。高２・高３の「習熟期」は、より高い学力と豊かな教養を身につけ、進学への意識を高めます。成長に合わせた理想の「３期指導体制」により、毎年多くの生徒が難関大学へと進学しています。

　ICT教育が積極的に展開されているのも特徴です。全教室に大型モニターが設置され、生徒用のiPadが360台導入されています。さらに、2017年にはICTに特化した特別教室「iRoom」が完成。「iRoom」の「ｉ」には、「ICT（情報通信技術）・IDEA（アイデア）・INTEREST（興味関心）・INTERACTIVE（双方向の）・INQUIRE（探求する）」という５つの意味があります。iPad40台、プロジェクター２台、大型モニター２台が備えられるとともに、移動可能なミニホワイトボードといったグループワークに最適な設備も整えられています。「生徒には、情熱を持って仲間とともに新しいプロジェクトにチャレンジしてほしい」、そんな城北の想いがこめられたICT環境には「これを使ったらなにかが起こるかもしれない！」というワクワク感があります。