国学院大学久我山中学校は、都内では希少な男女別学により、授業は別々でそれぞれの特性を伸ばし、学校行事や部活動では、お互いの特性を認めあい、高めあっています。

　國學院大學の「日本の伝統文化の本質探究」の理念を継承し、女子部では「女子特別講座」において華道や茶道、能楽や日本舞踊等に触れることで、日本文化や作法を学んでいきます。男子部では武道を成長段階に応じて体験し、礼節を知るとともに自己の精神鍛錬に励んでいます。

　教科の枠を越えた総合学習や教養講座・Math in English・留学生との交流会など、夢をかなえるために多彩で緻密なプログラムを実施しています。2018年度新設の中学女子部CCクラスでは、伝統文化を大切にしながら多様な価値観に触れることで自らの可能性を広げ、時代の変化に対応できる多様な人材を育成します。

　大自然での体験をとおして人間的な成長をうながす中学３年間実施の宿泊行事「自然体験教室」。中１は信州・高遠で“自然と親しむ”、中２は奥日光・尾瀬で“自然に挑む”、中３は北海道で“自然と共生する”ことを目標に行動することで、友とのきずなを深め、人びとに感謝する心を育んでいます。

　高１男女合同実施の伝統行事「弁論大会」は、聴衆者となる生徒全員が審査表を持ち、発声や表現力も含め、人の意見を客観的に評価することを学びます。

　各クラスの予選を突破した代表者の発表内容はバラエティに富んでおり、「弁論大会」は男女が互いの考え方を理解する機会のひとつとなっています。