女子中高一貫教育において「社会で活躍する女性の育成」を実践していることで知られている品川女子学院中等部。18歳の大学進学に加え、そのさきのライフデザインを視野に入れた取り組みが充実している学校です。

　28歳の未来をイメージしながらいまを考える「28project」を教育の柱に、生徒のさまざまなチャレンジを応援しています。

　2014年４月からの５年間は、文部科学省指定のスーパーグローバルハイスクール（SGH）として、「起業マインドを持つ女性グローバルリーダーの育成」をテーマに、英語とICTを中心に多彩な新しい教育を実践していました。そのICT教育は高く評価されています。

　現在も「デザイン思考」の手法を用いた総合学習や、身近な問題を見つけ、その解決のために行動を起こす「チャレンジベースドラーニング（家庭科）」、企業や大学と共同した総合学習や特別講座、起業体験プログラムなど、私立学校だからこそできる特色ある６年一貫教育を実践しています。

　コロナ禍においては、充実したICT環境を活用してリモート授業を実施。学習活動に先進的なスタイルで取り組みました。

　各学年の学習は、詳細な学習計画が書かれたシラバスが用意されており、それに沿って進められます。

　発展的内容を学ぶ希望制の講習、大学受験に向けた長期休暇中の講習も設定され、多くの生徒が参加しています。また到達度の遅れをサポートする指名制の補習もあります。

　中等部では英語の授業が週７時間あります。基礎から習い始める生徒も多いなか、英検取得も視野に４技能の育成を意識した指導が行われ、中等部のうちに高等部終了程度の２級を取得する生徒も20～30％います。