十文字中学校では、主体的に行動し、社会に役立つことが自らの幸せや生きがいにつながるという創立者・十文字ことの精神が現在に受け継がれ、多様化する社会でもしっかりと生きていける力を育んでいます。

　2014年に完成した新館には、カフェテリアやプールだけでなく、多目的教室や多目的ホールなどもあり、どんな課題にも柔軟に対応できるグロ―バルな人材を育む環境が整っています。

　中学では基礎学力の養成に力を入れ、少人数による授業も取り入れています。高校ではアクティブラーニングや電子黒板を活用したICT教育などをとおして傾聴力・発信力を養い、習熟度に合わせて総合的な学力を養成しています。放課後講習などを活用し、一人ひとりに最もふさわしい大学・学部の選択をサポートする態勢も万全で、近年は約３割の生徒が理系を選択し、難関国公私立大学、医歯薬学部への現役合格をめざしています。

　また、高校では2022年度より「自己発信コース」「特選（人文・理数）コース」「リベラルアーツコース」の３つのコースがスタートしました。これにより生徒一人ひとりが希望する学びのスタイルや進路目標に合わせたコース選択が可能になりました。

　十文字では生徒会が活発に活動しており、リュックサックやパンツスタイルの制服なども生徒主体の話しあいによって導入されています。クラブ活動もさかんで、2014年にはマンドリン部が、2016年と2019年にはサッカー部が日本一を獲得しました。

　また、芸術に対する感性と教養を深めるプログラムなどもあり、生徒たちは日々充実した学校生活を送り、豊かな感性と知性に磨きをかけています。