創立者・十文字こと先生の「これからの女性は、社会にでて、世の中の役に立つ人にならねばならない」という理念を、現在も受け継ぎつつ、多様化する社会でもしっかりと生きていける力を育んでいます。十文字中学校の１日は、朝の陽光を浴びながら、心と身体をリフレッシュする「自彊術体操」から始まります。創立以来つづく伝統であり、「自彊」とは「自らを強くきたえる」という意味です。

　2014年３月には新館が完成しました。カフェテリア、プールだけではなく、多目的教室や多目的ホールなども充実し、どんな課題にも柔軟に対応できるグローバルな人材を育むステージが整っています。

　中学では基礎学力の養成に力を入れ、少人数による授業も取り入れています。高校では、習熟度に合わせて総合的な学力を養成し、大学進学に向けた指導を行っています。

　最難関国立・私立大学、医歯薬学部現役合格をめざしており、約３割の生徒が理系に進学しています。放課後講習などを活用し、一人ひとりに最もふさわしい大学・学部の選択をサポートする態勢も万全です。

　また、ディベートなどのアクティブラーニングや電子黒板を活用したICT教育などをとおして、自ら考え発信できる力、相手の意見にも耳を傾けられる力を養い、グローバル世界でも通用する人間力を育成しています。

　十文字では、さまざまな行事があります。演劇やコンサートなど、プロの芸術家の演奏や演技を鑑賞し、芸術に対する感性と教養を深めていきます。クラブ活動もさかんで、2014年にはマンドリン部が、2016年にはサッカー部が日本一を獲得しました。生徒たちは日々充実した学校生活を送り、豊かな感性と知性に磨きをかけています。