光塩女子学院中等科の校名の由来は新約聖書の言葉、「あなたがたは世の光、地の塩」です。人はだれでも、ありのままで神さまから愛されており、一人ひとりはそのままで世を照らす光であり、地に味をつける塩であること、そのままのあなたがすばらしいことを実感し、他者のために生きることを喜びとする人間として社会に羽ばたくことができるよう、日々の教育が行われています。

　一人ひとりを大切にする光塩女子学院では、１学年４クラス全体を６人ほどで受け持つ、独自の「共同担任制」を導入しています。多角的な視点でのかかわりをとおして個性を伸ばすなかで生徒も多くの教師と接する豊かさを体験します。

　生徒や保護者との個人面談を学期ごとに行うなど、生徒と教師の交流を大切にしているのも大きな魅力です。複数の担任が協力しあいながらクラスの枠を越えて生徒たちとかかわることで、他者を想う想像力を養います。そして、「そのままのあなたがすばらしい」と実感する自己肯定感を育みます。

　例年多くの生徒が難関大学へ進学する光塩女子学院では、教師がそれぞれの生徒の現状に合わせてきめ細かく学習指導を行います。

　中等科では数・英、高校では数・英・理・選択国語などで習熟度別授業を取り入れ、手づくりの教材を活用し、生徒の理解度に合わせた指導が効果をあげています。

　全学年で週１時間の「倫理」の授業があるのも特色です。中等科では、「人間、そしてあらゆる生命との共生」をテーマに、他者も自分も同様にかけがえのない存在であることを認め、共生していくことの大切さを学んでいきます。人間として成長することを重視し、生徒を温かく見守る光塩女子学院です。