「Think & Share」の教育理念を掲げ、優秀な人材を輩出する世田谷学園中学校。仏教の禅の教えをもとにした人間教育を行うとともに、進学校として独自の教育を展開しています。

　世田谷学園の「Think & Share」とは、釈尊の言葉「天上天下唯我独尊」を英訳したものです。「この世界で、私には、私だけが持っているかけがえのない価値がある。それと同じように、私だけではなくすべての人びとにその人だけが持っているかけがえのない価値がある」ことを表します。

　この言葉の「Think」とは考える力を極限まで高め、自己の確立をはかるとともに進むべき道を見つけることで、「Share」とはまわりの人びとの意見に耳を傾け、お互いに助け尊重しあう大きな心を育てることです。こうして、生徒の学力向上だけではなく、人間的な魅力と社会性を磨いていくことに力をそそいでいます。

　６年間を前・中・後期の３期に分け、志望大学合格のための進路別・学力別のカリキュラムを組む世田谷学園。2021年度から本科コース、理数コースの２コース制となりました。本科コースはじっくりと幅広く学び、高２で文理選択をするコース、理数コースは中学入学段階から理系学部進学を決めている生徒が対象で、理系プログラムが充実しています。

　なお、本科コースでは、中３より、東京大学をめざす特進クラス１クラスと、学力均等の３クラスの計４クラスを編成しています。特進クラスは固定的ではなく、１年間の成績により、必要に応じて編成替えが行われます。

　綿密な教育システムにより、2021年度は東京大学５名、京都大学２名、東京工業大学５名、一橋大学３名、北海道大学２名、早稲田大学69名、慶應義塾大学51名、上智大学24名と多くの難関大学合格者を輩出しています。