1904年に創立された上野学園中学校は、「自覚」を建学の精神として、自己を深く見つめ、個々の持つ可能性と個性を伸張させます。そして、自らの世界を豊かにすると同時に、グローバル化が進む社会にあって、自立し、貢献できる人材の育成をめざします。

　中学では、「アドヴァンスト・コース」と「プログレス・コース」があり、６年後の大学進学をめざし、学力の向上をはかります。主要５教科の学力を強化し、学び、考える生徒を育てるとともに、英語音声教育の充実や異文化への理解など、次世代の担い手となるグローバル教育に力をそそぎます。伝統ある音楽教育の環境のなかで、「ひとり一つの楽器」や、さまざまな演奏会をとおして、豊かな感性を育てます。

　とくに、思考力を育む教育プログラムとして、「上野公園フィールドワーク」を実施します。中１では、「サイエンスプログラム」を、中２では、「ソーシャルプログラム」をとおして課題発見や情報収集、レポート作成、プレゼンテーション力など、社会で活躍するための力を養います。

　「アドヴァンスト・コース」では、発展的な学習にふみこみ、国公立大学や難関私立大学をめざします。「プログレス・コース」では、基礎的学力を強化し、高校での学習につなげ、大学進学をめざします。

　少人数制の特色をいかし、個々の進路目標に沿って、生徒と教員が近い距離で、徹底指導をはかります。

　高校で音楽科をめざす生徒には、音楽基礎科目のソルフェージュの授業や、大学の教授や演奏家として第一線で活躍している指導者による専門実技のレッスン、校内にて行われる多くの演奏会での発表など、恵まれた音楽教育の環境のなかで、豊かな音楽性を育んでいきます。