サレジオ学院中学校は、1960年にカトリック・サレジオ修道会により創立された目黒サレジオ中学校を前身とするカトリック・ミッションスクールです。創立以来、キリスト教精神に基づく豊かな人間形成をめざした教育が行われています。また、他人や動物、自然環境にいたるまで、すべてを大切なものとして受けとめる「存在の教育」にも力を入れています。

　中１では週に２時間「宗教の授業」があり、聖書を教材として、「人間らしく生きること」についてサレジオ会の神父や先生といっしょに考えます。また、世の中のさまざまなできごとからテーマを見つけ、人生の道しるべとなるような話を聞く「朝の話」を、朝のホームルームのなかで週３回放送により行っています。

　このようなキリスト教精神に基づいた人間教育に加え、生徒の夢をかなえるための進路指導もきめ細やかに行われています。

　高校での募集を行わないサレジオ学院の６カ年一貫教育では、高２までですべてが終えられる先取りのカリキュラムを組み、高３では大学受験のための演習を行います。毎日の授業に加え、勉強合宿や、春・夏休みの講習なども実施します。６年間の積み重ねは、国公立大学、難関私立大学へのすばらしい進学実績となって表れています。

　サレジオ学院は、家庭と協力した教育を重視して、「父親聖書研究会」や「母親聖書研究会」をつくり、聖書に触れながら教育の問題について考える機会を持っています。さらに、教育懇談会や地区別懇談会などをとおして、家庭との相互理解を深め、積極的に協力しあい、生徒の教育にあたっています。

　家庭と学校に見守られ、「愛と信頼の教育」を受けることのできる場がサレジオ学院なのです。