イタリアで創設されたカトリック女子修道会「サレジアン・シスターズ」を母体として開校した目黒星美学園中学校。2023年度より校名をサレジアン国際学園世田谷中学校へと変更、共学校として生まれ変わりました。

　全教科でPBL型授業（問題解決型授業）を行うのが特色で、問いに対して自ら考え、解決することを重視した授業をとおして、論理的思考を体得し、考えつづける力を育みます。

　サレジアン国際学園世田谷では本科クラス（以下、本科）とインターナショナルクラス（以下、インター）の２コース制を導入。
　
　本科はPBL型授業で論理的思考力を高めるとともに、週８時間の英語の授業で言語活用力も伸ばします。また、探究を行う「ゼミ」の時間が週２時間あり、中１の間は基本的な実験方法や論文の書き方、ICTの活用方法など、今後探究活動を進めるために必要なスキルを身につけていきます。

　インターはインターナショナルティーチャーが担任を務め、日常的に英語に親しめる環境です。中学から本格的に英語を学び始める「スタンダード」の生徒と、帰国生などすでにある程度英語力を身につけた「アドバンスト」の生徒が在籍し、 英語の授業を週10時間実施するほか、スタンダードでは英語１科、アドバンストでは数学・英語・社会・理科の４科の授業をオールイングリッシュで行います。

　なお、インターの週10時間ある英語の授業のうち２時間は、本科の「ゼミ」同様、探究活動を実施します。スタンダードとアドバンストの生徒がともにプレゼンテーションやディベート、国際交流などに取り組みます。
とくに国際交流は、世界97カ国に広がるサレジアン・シスターズのネットワークをいかし、充実したものになっていくことでしょう。