21世紀型グローバル人材を育成

かえつ有明中学校

<共学校>

 正解のない問いにいかに答えを見出すか。欧米型の教育が求められ、日本の大学入試も思考力重視に切り替わるなか、かえつ有明中学校では、2006年の共学化の折から、思考力を育むオリジナル科目の「サイエンス科」をつづけています。

 サイエンス科では、3年間の教育プログラムが確立されており、「だれもが思考力・判断力・表現力が身につく」内容になっています。そして、このサイエンス科の授業の担当者は、毎週毎週集まって勉強会をし、そのプログラムは日々進化しています。

 また、帰国生が多いのも特徴で、その総数は6学年で315名。今年の中1は30%以上が帰国生です。国際色豊かで、グローバルが「ふつう」と言えるような環境が広がっています。そのおかげもあって、帰国生でない生徒たちも世界への意識が高く、英語の学習にも熱心に取り組んでいます。また、日常的に多様な価値観に触れることで、幅広い人間性が育まれるという側面もあります。

 さらに、全教科的にアクティブラーニングの取り組みを行う一方で、モデルコアカリキュラムをつくり、すべての生徒が高3までに身につける知識と資質・能力を明示しているのもかえつ有明の大きな特徴のひとつです。

多様性のある社会で生きるために

 グローバル社会で生きるために大切な力として、コミュニケーション能力があげられますが、かえつ有明では、多様な価値観を持った仲間とともに探究し、議論を行い、協働する場面が数多くあります。

 そうした活動で重要なのが、安心安全の学びの場であることです。発言を強要されることなく、あるいは否定されることを恐れず発言できる、そんな環境を生徒と教員でつくりあげています。そのためにも、教員は共感的コミュニケーション(NVC)やマインドフルネスなどについて校内研修等の時間で積極的に学んでいます。

School Information

所在地:
東京都江東区東雲2-16-1
アクセス:
りんかい線「東雲」徒歩8分、地下鉄有楽町線「辰巳」徒歩18分、 地下鉄有楽町線・ゆりかもめ「豊 洲」バス
TEL:
03-5564-2161